保険で弁護士を使おう

小さな車同士の交通事故を起こし、保険会社に連絡して示談交渉をお願いしました。

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幸い当方の損傷は小さく、修理費用は1万円程でした。
相手方は傷跡も見られない程の小さな接触事故でした。

相手は仕事中で急いでいる様子、現金で解決の提案もありましたが、きまじめな私は後でもめるのも嫌なので警察に検証をお願いしました。

1.保険会社の対応

すぐに保険会社に連絡のうえ事故の説明すると、車両保険を使うと今後保険料の増額が修理費の10倍になると言われ、仕方がないのでまず自費で修理しました。
その後、相手の過失が事故原因なので出来るだけ多く賠償してもらえるよう交渉してほしい、とお願いしたところ、半々で和解しない場合は自分で交渉することになります、とも言われました。

そうなんだ、厳しい現実を突きつけられた感じです。そして追い打ちは、「1週間休暇となります。」とも担当者に言われ、絶句状態でした。

仕方がないので、相手の保険会社へ連絡をとって、自分で事故の説明とこちらの要求をメールで送りました。その際、相手方保険会社の担当者も「受付したので、しばらく検討して連絡する。但し自分は1週間休暇となる。」と言われました。

両社とも大手保険会社、何なんだ申し合わせたようなこの1週間休暇は?

2.事故の模様

5m程のセンターラインのない道路で、対向車とすれ違う際接触したわけですが、相手側から見て道路左側に障害物があり、丁度その障害物の横で接触したので、それを避けるために中央を越えたために接触したと思われます。

3.示談交渉
①最初の示談案
相手方は保険会社が交渉相手でした。最初の回答はお互いに自費で自車修理。


②一歩前進
それはないだろうと、傷跡もない相手車の修理見積を出すよう要求しながら交渉した結果、相手方は不請求で当方の修理費を50%対50%負担との提案がありました。

ここまで1ヶ月以上、当方の保険会社もこれで妥結したい風でしたがどうも納得できませんでした。

③弁護士との相談を依頼
内容に納得できないと感じ、弁護士への相談をお願いしました。

結果、保険会社が頑張って交渉してくれ、当方修理費45%対55%の提案がありました。

保険会社同士の忖度でしょうか。

4.弁護士への法律相談の手続き
少しは前進したのですが、相手側の責任割合がもっと多いと感じていましたので、保険会社を通して弁護士に相談することにしました。

保険で無料で弁護士に依頼できる範囲があり、示談交渉までなら無料だが、訴訟になると今後の保険金額に影響が出る、との説明を受けました。示談交渉していると、相手側から裁判に持ち込まれる可能性もあるので、注意して下さい、との話もありました。

弁護士への相談は契約書の権利だが、なるべく使われたくないのでしょう。特にこの様な少額の場合は、ですかね?

5.弁護士との相談内容
弁護士に相談に行くまで事故から2ヶ月かかりました。

今回の場合、6m未満のセンターラインのない道路で両方とも動いている状況では、相手の過失を認めさせるのは難しい、が結論でした。裁判官による部分が大きくどちらに転ぶか分からない、との説明でした。

道交法17条に、6m未満のセンターラインのない道路の場合、「・・右側を走行することもできる。」、条文があるとのこと。

その観点から、現状の当方修理費45対55負担は悪くない、との判断を受けました。

裁判をする場合の費用について聞いてみると、

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簡易裁判所の少額訴訟(60万円以下の訴訟)で10万円以下なら、印紙代1000円と切手代数千円でできるそうです。
審理が一日で済むのが特徴です。

お互いの主張と審理、判決が当日に行われます。特徴は和解を薦められる事が多いとか。

保険の無料法律相談ができ、相談していろいろ分かりました。
保険会社とは必ずしも利害が一致しないと感じていたので、弁護士と相談し納得して最終判断を下すことが出来ました。

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先日TVで、元財務省キャリアで今や美人タレントになっている山口真由弁護士が、日米の弁護士のスタンスの違いとして、米国の弁護士は弁護人の要求を実現するように努めるのに対し、日本の弁護士はまず、社会的な判断で裁判でどのような判決が得られるかを考えて弁護人を説得する方向に動く、と言っていました。

この点を相談していた弁護士に聞いてみたところ、米国では裁判官によっていろいろな判決が出る可能性があるので、ダメ元でも裁判する場合がある、との回答でした。

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